私たちの技術は、意匠設計と構造設計を分業ではなく「統合された設計プロセス」として
捉えることから始まります。
創業から60年にわたり培ってきた知見を基に、基本計画の初期段階から意匠と構造が相互に
関与することで、空間性能・構造合理性・施工性・コストのバランスを高い精度で最適化しています。
意匠の観点から構造を考えることで、空間の自由度やデザイン性を損なわない合理的な構造計画を。
構造の観点から意匠を見つめることで、安全性と耐久性を確実に担保した質の高い空間を。
単なる整合ではなく、双方の視点を往復する設計プロセスにより、設計解の質を高めています。
構造設計においては、用途・規模・敷地条件に応じた最適な構造形式の選定から、
荷重条件の整理、応力解析、部材断面の合理化までを一貫して検証。
耐震性能については、蓄積された耐震診断業務の知見を活かし、既存建物・新築問わず
耐震性能を論理的に構築しています。
一方、意匠設計においては、構造的成立性を前提とした空間構成、スパン計画、
ディテール検討を行い、過剰な制約に頼ることなく合理的かつ質の高いデザインを実現しています。
これらを支えているのは、構造力学に基づく解析力と、実務を通じて蓄積された経験値です。
数値だけに依存せず、設計者の判断として成立する解を導くことを重視しています。
意匠と構造を横断する設計力により、建築の本質である「安全性」と「空間価値」を
同時に成立させること。
目に見える美しさと、見えない部分の確かな技術。その両方に責任を持つことが、私たちの仕事です。
それが、私たちの技術です。